・今や肩こりは国民病
厚生労働省の国民生活基礎調査によると、男女別に様々な自覚症状を1000人に対しての割合がでているのですが、女性のトップが「129、8人」を記録し「肩こり」となっています。
年齢別にみても20代~60代までの女性では1位が全て「肩こり」でした。
男性の1位は腰痛で「89.1人」で、2位が「肩こり」です。

いかに世の中の人が「肩こり」に悩んでいるかがわかる結果となりました。

なぜ、ここまで「肩こり」に苦しむ人が増えたのでしょうか?

これは昔に比べて生活環境が全く変わっていることが挙げられます。

・パソコン、スマホの普及          
これにより首、肩にかかる負担が急激に増加したこと。
今は職人と呼ばれる人達もパソコンやスマホを使わない人は
ほとんどいないと思います。
当院には小学生や中学生まで首コリ、肩コリで来院します。

だれもが共通して首にかかる負担が急増しています。

・運動不足
昔は肉体労働が主でしたが、今は頭や目を使う仕事が増え、
意識して運動しないと運動不足にすぐになってしまいます。

・ストレス社会
日本は本当に住みにくい国になっています。
今日本は「過労、疲労大国」と言われています。

世界では日本のサービスは素晴らしいと言われていますが、
逆に言えばそれだけのサービスが常に求められているということ。

海外の方が日本で働く時に、サービス業でかかる余りのストレスに
驚愕するという話を聞きます。

私たち日本人は慣れてしまっていますが、知らず知らず普通に生活していても
ストレスが常に溜まってくる生活環境にあるわけです。

こういった生活環境により「肩コリ」が急増していると考えられます。

肩コリの原因は人それぞれ、実は3方向からみていかなければ本当の原因はわかりません。 さきほども生活環境の変化の話をしましたが、そういったことも踏まえて次の項目を確認してください。

・肉体的な疲労
 これは単純に体の疲れです。普段体を動かさなかったり、
 パソコンに集中していると血流が滞り、疲労が蓄積してしまいます。

 また姿勢による負担の偏りも考えられます。

人間の頭の重さを知っていますか?

実は人間の頭は体重の約8分の1あります。

体重60キロの人なら、頭の重さだけで約7キロもあります。

その7キロを細い首で支えているのです。

首は本来の位置にあるとほぼ骨で支えられるので筋肉は疲れることがなく、肩こりも感じません。

しかし、猫背などで頭が前にいってしまうと、途端に首、肩の筋肉が頑張りすぎて肩こりが発生してしまいます。

頭が正中線よりも2、5cm前に行くと約1.5倍

10cm前にいくと約4倍の重さを首、肩の筋肉が支えることになります。

根本的に肩こりをよくするためには、骨格や筋肉のズレをだしてしまう「姿勢」をよくしていくことが大切です。

本当にカラダが変わっていきますよ^^

それと同時に肩甲骨や肩、首の関節が正常に動くように整えることも、肩こりをなくす近道になります。

その姿勢にもタイプがあり、主に4つに分かれますがそれぞれ施術の仕方も違います。

・精神的な疲労
 実は精神的なストレスと肩こりには特に深い関わりがあります。

 ストレスがあると夜寝てる時に歯ぎしりをすると聞きませんか?
 イライラすると首やアゴに力が入ってしまい、よりコリやすくなってしまいます。

 またストレス・自律神経・ホルモンは連動しており、
 どこかがおかしくなると全ておかしくなってしまいます。

 特に女性ホルモンはストレスの影響を受けやすく、肩こりの他に
 生理不順や生理痛にもつながります。
 女性の方が肩こりが多い理由はここにあります。

・内臓的な疲労
 内臓を調整しているのは自律神経です。

 さきほどもストレス・自律神経・ホルモンは深い関係にあることを伝えました。
 その他に「関連痛」というものを聞いたことがあるでしょうか?

 心臓が悪いと左肩がコリやすい、胃が悪いと背中に痛みがでる

 など、内臓の症状が表面のコリや痛みとなり現れる現象です。

 肩コリも内臓からくるケースもあります。

-この「3種類の疲労」の全てで体の歪みが起こります。-

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